インドのクーラーといえば…
これです。
water cooler とか dessert coolerとか言います。
まずなによりでかい。
中がどうなっているかというとこんな感じ。
水汚すぎるww
仕組みはというと、水を貯め、木の細いくずでできたシートを四角形の機械の三辺に取り付けます。
で、この黄色いモーターが水を吸い上げて、みどりのパイプで上から垂らし木の細いくずに水を行き渡らせます。
それによってこの箱に入った空気が冷たくなり、前方についた大きなファンで冷たい空気を部屋に送るという仕組みです。
これはエアコンと違って、地球環境に悪いガスも出さないしとてもエコな機械なのです!しかも安い。これは去年買ったもので2000ルピーくらいでした。(日本円で4000円くらい)すばらしい。
ですが。が。やっぱりデメリットも。
1.湿度
水を蒸発させて冷気を作り出すので、やはり湿度が増えます。
なので乾燥した地域にはぴったりですが、日本や南インドのように湿度の高いところでは使えません。乾燥したデリーでも、湿度が少し高い日には非常に不愉快な思いをします。
2.うるさい
見てわかるようにファンがでかいので、スイッチを入れると土管工事かよ!ってくらい大きな音がします。うるさくて勉強に全く集中できないし、眠れないし、神経が衰弱します。
3.肌が不快
このクーラーは部屋の中ではなく外に置いて使います。(部屋の中だと湿度を高めるため)なので、水=蚊の住処ってことで蚊を殺す薬を水に入れなくてはなりません。で、その水を蒸発させて冷気を作り出すってことで…多分身体に悪い物質が部屋の中にやってきます。人によるとは思いますが、私は毎回このクーラーを付けると肌がチクチクして呼吸が苦しくなります。
ってことで昨年は、なんとかこのクーラーで耐え忍んだのですが、
今年は例年と比べて4℃くらい高いらしく(連日40℃超え)
夜クーラーなしで寝ると滝のような汗が流れ続け、3日間連続で眠れず。
昼間もクーラー付けるとうるさすぎて全く勉強に集中できず。。
で、生命の危機を感じたので
エアコンを買ってしまいました。ごめんなさい地球。
でも夜眠れるようになりました。ありがとうございます。
インドのエアコンは2種類あります。
日本のように本体と室外機が分かれているタイプ(split AC)と窓に取り付ける本体と室外機がひとつになっているタイプ(window AC)です。
window ACの方が安めですが、音が少しうるさいです。
(と言っても、water coolerと比べたら全然まし)
わたしはwindow ACを購入しました。取り付け専門の人が来て窓を取り外し(というかもはや壊し)隙間は段ボールで埋めてw 完成です。本体代送料取り付け費込みで4万円ちょっと。日本とほぼ変わらないもしくは高いんじゃないかなー。インドでは贅沢品の電化製品は意外と高いです。